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解毒のフキノトウ

薬用部分

根茎、葉

薬効

鎮咳、去痰

日本、中国の渓谷沿いの湿った草地、日当たりのよい斜面にしばしば群生がある。

成分

根茎にベタシン50から55%、三カレン、エレモフィレン、アルファ―サンタレンなど。

効用

解毒、鎮咳、去痰作用があり、扁桃腺炎、毒蛇の噛傷、虫刺され

フキは日本の民間でも解毒剤として使用されてきたが、中国では毒蛇の解毒剤に現在でも用いている。
この解毒作用については科学的に解明されていない。

採集

花と葉は春に採集、根茎は夏から秋に掘りとり髭根をとり除いて刻んで日干しする。

鎮咳、去痰、急慢性気管支炎、ゼンソク
茎の柄一本の乾燥品を一回分コップ3杯の水で30分煎じて服用する。
長く飲用することが改善の近道である。

喉の痛み、扁桃腺の腫れ
乾燥した葉15グラムをコップ5杯の水で20分煎じてその汁で口を注ぐと有効である。

打撲傷、捻挫
根茎を掘りとり、つき潰して患部に塗布する。

花の蕾も薬効があり、民間では鎮咳、去痰、健胃に使用している。
さらにせきどめ、食慾増進に生の花5〜10グラムをコップ2杯の水で20分煎じて空腹時に飲む。

花を味噌で煮て食べると胃腸病、解熱に有効である。

その他に虫刺され、皮膚病、魚中毒花、茎の絞り汁を飲用するとよい。

また食用には春先の葉、茎、花の蕾をテンプラにすると美味である。

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