今日は、カルシウムパラドックスのお話です。
カルシウムは理解できますが、ではパラドックスとは一体どういうことでしょうか
パラドックスとは、直訳すると【逆説】という意味です。
カルシウムの逆説とは
ここではカルシウムが足りないとどうなってしまうのかをお話します。
まず、カルシウムはからだの中では作られません。
従って、カルシウムを補給する必要があります。
では、口から摂るカルシウムが足りないとどうなってしまうのか
骨や歯から溶かすしかありません。
その1でもお話しましたように、カルシウムは24時間365日常に全身で使われております。
食べるカルシウムの量が少ないことで、骨からたくさんのカルシウムを溶かしだし、体を動かそうとします。
すると、必要な所に分配されます。
これで終わりではありません。
カルシウムが溶ける時には、私たちが貯金をおろす時多めにおろすのと同じで、カルシウムもまた多めに溶かし出されます。
一度骨から溶け出たカルシウムはイオン化され、骨の中に戻れない性質になっています。
つまり、からだの中にたくさんのカルシウムが溢れだし、骨の中ではなく、外に付いたり、細胞の中に入り込んだり、血管の内側に付いたりして、悪さをするカルシウムとなっていきます。
こうなると、神経を圧迫して痛みが出たり、筋肉を固くしたり、動脈硬化の元になったりします。
これがまさにカルシウムパラドックスという事です。
口から摂るカルシウムが足りないと、骨から溶かし出すカルシウムが溢れでるという事です。
怖いですね…。
ということは、しっかりカルシウムを摂ることがポイントですね。
次回はカルシウムの質についてお話しします。
今日も読んでくださりありがとうございます。
この記事へのコメントはありません。