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薬草茶シリーズ厳選5種-タンポポ-

カワラヨモギ
杜仲
タンポポ
クチナシ
オミナエシ


肝臓病に特に有効な薬草を5種厳選し薬理作用、薬理物質、毒性、効能、服用法採集、を詳しく記載したものである。

近年爆発的に激増している病気に肝臓病がある。
肝臓病には急性肝炎、慢性肝炎、伝染性肝炎アルコール性肝炎、薬物肝炎、肝硬変があり、この中で最近深刻なのは医薬の多量に服用による薬物肝炎。
または伝染性肝炎である。
合成医薬品の多様多量摂取は肝臓の機能である解毒組織である肝細胞を壊死させることが分かっている。

近代医学でも肝臓病に対する決定的な治療薬は開発されていない。

タンポポ

漢方でタンポの根茎は補公英と呼ばれ慢性肝炎急性肝炎、皮膚病の主薬である。婦人疾患にもよい。

特徴

キク科の多年生植物である。
明治時代に欧米から西洋タンポポが渡来し現在では全国各地に増殖し我が国特産のニホンタンポポの領域を占領している。
日本産のタンポポは関東タンポポが一般的である。

薬用部位

根茎と葉

性味 寒
味は苦である
帰経 肝臓と胃に作用する
薬理作用 清熱、解毒、抗菌、黄色ブドウ球菌、皮膚真菌を抑制する
胃液の分泌を促進させ食欲を増進させる
便秘を改善させる

漢薬の臨床応用

中医学ではタンポポの根茎を急性乳腺炎の主剤としている
急性乳腺炎の初期で局所初赤、硬結がある場合または膿症を形成していない場合は、金銀花、連翹などを配合して用いる

急性黄疸型肝炎で、トランスアミラーゼが高い場合はカワラヨモギ・ドブクリヨウ・チガヤなどを配合したインチンコウトウを用いる。
臨床、観察ではトランス・アミラーゼが低下する。
一般的な消炎、解毒剤として用いる。
上気道炎、化膿性感染症、化膿性の皮膚感染症などにタンポの根茎、乾燥したもの30グラムをコップ5杯の水で60分煎じて食間に3回服用する。
最高60グラムまで増やしてもよい。

薬効と服用法

乳腺炎、急慢性肝炎、化膿性皮膚感染症、胃潰瘍、食欲不振、健胃、扁桃腺炎など
乾燥した根茎15gまたは30gをコップ5杯の水で60分煎じて食間に3回服用する。

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