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なんとしてでも生きる-マムシグサ-

10年間の壮絶な薬草探求の過程で数え切れないほどの草を食べて250回ほど毒物を誤食して
何度か死にかけた。
その経験で薬草を覚えてきたわけであるがその中でも猛烈な苦痛、苦悶を感じたのがこのマムシグサであった。



何しろ一週間の飢餓に直面し異様な草に気づいてそれを掘って球根を3個ほど食べたところ
激痛と痺れが口と食道を襲ってきた。
しばらく悶絶すると口から泡になって血が吹き出してきた。
さすがに不安と恐怖が襲ってきた。

恐ろしほどのに3日間であった。
有毒物質は蓚酸カルシウム結晶体である。

だがこれほどの猛毒でも古人は飢饉に襲われたときマムシグサの根を掘り取りそれを3日間清水に浸して毒を取り食べていたのだ。

恐るべき生命力だ。

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