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万病は腸から起こる

万病は腸から起こる。
その一つの鍵を握るのが100兆個、3000種に及ぶ腸内細菌であつた。
いつ頃からこれらの菌類が高等動物の腸に生息したのかそれはペンド紀10億年前の海洋まで遡る必要があるが、その多くは海底の砂泥から有機物を濾して生きていた軟体動物であった。
機能も単純で消化管しかもたなかった。
だがこの時点から海中に浮遊する菌の一種が此れ等軟体動物の腸内に侵入したと想定できる。
菌類の多くは糖類をエネルギー源にしていた。

万病は腸から起こる

これは事実である。
その中でも有益な腸内細菌群がある。
それが乳酸菌であった。
その働きについては物凄い。
まず、ほとんどのビタミンを合成し人体に提供しているのだ。
しばらくビタミンを補給しなくても生きられるのは腸内細菌のビタミン合成にある。
さらに抗ストレスホルモン、副腎皮質ホルモン、エストロゲン、女性ホルモン、アンドロゲン、男性ホルモンの合成までやるのだ。
さらに食物により腸で発生する有毒発ガン物質、硫化水素、アンモニア、トリプトファン、アミン、
インドオルー、スカトオル、などの有害物質を分解する働きがあった。
さらに腸内細菌の細胞膜の糖タンパク質、細胞内原形質、グロスファクターなどが生体免疫を増強する働きがある。
これら乳酸菌などの有用菌はその他にもコレステロール低下、消化吸収促進、タンパク質の基礎代謝の向上などがある。
したがって腸内に有用な乳酸菌群を増加させることは健康と長寿の基準でもある。

乳酸菌のエネルギー代謝は炭水化物、糖類により行われる。
乳酸菌はこの糖類からエネルギーを合成し、その副産物として乳酸を分泌している。
酸性物質を合成することは乳酸菌の生存の条件でもある。
腸内環境が酸性でないと乳酸菌は生息できないのである。
したがって健康な腸内環境は酸性である。
だが動物性タンパク質は宿命的に腸内環境をアルカリ化させるのだ。
腸内がアルカリになるとアルカリ化でしか生存し繁殖できない有害菌類が増殖することになる。
つまり肉食は有害菌類が生息し繁殖する巣窟となり、タンパク質は最終的にアミノ酸の最小単位アミンまで分解されるのであるが、その過程で有毒な発ガン・腸内物質、インドオルー、スケトオル、アミン、トリプトファン、硫化水素、アンモニアなどの有害物質で腸内はドロドロに汚染される。
これが腸内異常発酵であった。
だがこれから重大な問題が起こる。

驚異の腸内細菌の働き

腸は第6の臓器といわれるほど大切な場所である。
医食同源と重大な関連がある。
肉食は腸内環境をアルカリ化させ有害菌類を増殖させる。
それらほとんどの有害菌類は腸内環境がアルカリでないと生息できない。
これらの菌群のエネルギー源はタンパク質である。
特に肉食である。
有害菌類はタンパク質のエネルギー代謝の過程で有毒な様々な物質を副産物として生産する。
大腸菌はアンモニアを発生させ、バクテリオロスは硫化水素を、ヴィルシュ菌はリウマチ毒素を出している。
これらの有害発ガン物質は腸の絨毛から吸収され肝臓で解毒できないものは全身に運搬され細胞を汚染し攻撃する。
血液が濁り、酸性化し動脈硬化が進行する。
慢性的になると内蔵障害、皮膚病、各種のガン、高血圧、アレルギー疾患を誘発させることになる。

つまり肉食はこのような血液を汚染させあらゆる病気の温床となる。

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