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腸内細菌は生命活動を支える

微生物、細菌類は1000万種生息しているが細胞の構成成分に普遍的に一地するものがある。
それが細胞膜の組成物質である糖タンパク質であった。
数万種の病原菌も細胞膜の組成は糖タンパク質ベーターグルカンであった。
現代医学で使われる抗生物質はカビ類から取った液体免疫は猛烈な殺菌剤である。

その作用機序は病原菌の細胞膜の組成、糖タンパク質の合成を阻害させることにある。
これは有用菌類、有害菌類、腸内細菌もすべて同じである。

したがって抗生物質はすべての菌類の細胞膜を破壊させ殺すことができる。
炭疽菌もコレラ菌もペストがそれだ。
こうした恐ろしい伝染病を駆逐した抗生物質は人類の救世主でもあった。
人類の異常で飛躍的な人口爆発はこのような医学の進歩と大規模農法による食料生産である。

だが抗生物質の乱用は生命の進化の本質である耐性菌を産み出す結果となった。

一方、抗生物質を一度打つと猛烈な殺菌剤により腸内細菌が壊滅するのだ。

有用な腸内細菌を失った生体免疫は10分の1に低下する。
これにより10倍ほどガンと感染症にかかりやすくなる。

こうした抗生物質は食肉、養殖魚に大量に含まれている。加工食品などの合成抗菌剤や保存料などもそれだ。

抗生物質により9割の細菌が殺されるが1割は生き残り、抗生物質の無効となる方法を考え細胞膜に結合する受容体を変換させることによりそれを無効にするのだ。

農薬に耐性を獲得した害虫と同じである。

この生命力の争いは無限に続くことになる。

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