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貧血に効果的なヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ


ユリ科の多年生である。
沖縄を除く全国各地の草原、日当たりのよい山の草原、麓、草地などにしばしば群生がある。

効能 
貧血、解熱、咳止め
原産地は中国で、日本へは古代渡来し栽培されたものが野生化したとみられる。
若葉や花の蕾をあるいは若葉を味噌であえて食べると筆舌しがたいほどうまい。
類似植物にノカンゾウがあるがこちらも同様に薬用になる。

特徴 
多年草で早春の若葉は剣先のように鋭い。
葉は鮮明な緑色で刀剣のように細長く先が細く尖る。
下部は重なり、上部は次第に開いて先は真っ直ぐ立たず垂れ下がる。
8月頃に外側の葉の間から、1メェトルほどの太い球形の花茎が伸びてその先端に黄色赤色の八重咲きの花を数個つける。
大きさは8センチほどで、暗い紫色のぼかしがあり、花の下部は筒型で柄のようになっている。
種子はならず髭根の無数の先端に落花生のような肥大した根茎がありこれで繁殖するのだ。
むろんこの肥大した根も中国では薬用に使用している。

成分
花の蕾にヒドロオキシグラブタミン酸、コハク酸、ペータシトステロールなどを含み、根にはアスパラギン、リシン、アルギニン、葉がアルギニン、コリンなどを含む。
非常に鉄分が濃蜜で中国では茎葉の乾燥品を金針菜と呼んで宝重している。
病後の貧血に効果的である。

採集
花の蕾は6月に取り蒸して日干しする。
むろんこれも食用にできる。
若葉は茹でて味噌和えにすると美味である。
根茎は秋に堀取り肥大した落花生大のものを髭根をとりのぞいで水で洗って日干しする。

服用法 
乾燥した・花、5グラムをコップ4杯の水で20分煎じて食間に3回飲む・

効能 
解熱、増血、鎮咳に

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