健康茶シリーズ「驚異のタラノキ茶健康茶シリーズ」
基原
ウコギ科の落葉高木、タラノキの樹皮・または根皮を乾燥したもの。
成分
微量の強心配糖体である。
フラボノイドのアラドシド、Aを含む。
葉にはサポニンが含まれる。
ウコギ科タラノキ属植物には、薬用人参と同様の適応源作用がある。
しかし毒性に関しては人参、エゾウコギの10倍前後と想定される。
薬理作用
抗疲労作用
マウスを用いた遊泳実験の結果、体力が増加し疲労を抑制する作用が確認された。
強心作用
タラノキから注出したアルコールエキスはカエルの心臓、ウサギの体内心臓にて対して強心作用がある。
体力、知力の増加費との臨床・観察からもタラノキには知力,体力の活動能力を高める作用がある。
整腸作用
ウサギの実験報告では、タラノキの注出エキスには腸を興奮させ、その蠕動を促進させる働きがある。
降圧作用
タラノキの葉、または根のチンキ剤は、降圧作用が存在し、下垂体後葉ホルモンの犬の高血圧に対して、正常化作用がある。
血糖
タラノキはアドレナリン性高血糖、アルキロンサン性高血糖に対して血糖を下げる作用がない。
解説
以上の結果ウコギ科タラノキ属には医学的に適応源作用がある。
適応源とは非特異的抵抗力増強作用のある薬物のことで、どのような状態に置かれても生体に有益な働きを表す薬物のことである。
これについては高麗人参、エゾウコギ、チョウセンゴミシ、タラノキ、冬虫夏草などが知られる。
薬効
高血圧、体力、知力の増強、整腸、胃潰瘍、去痰、鎮咳,リウマチ、止血、打撲、糖尿病など。
用量
春、または秋に樹皮を取り刻んで日干し乾燥させ、5または10グラムをコップ5杯の水で60分煎じて食間に3回服用する。
この記事へのコメントはありません。