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生命力の探求 第二章 14「遺伝子の創造」

green leaf with water drops

生命は過去に体験したことがない環境の新しい危機的な状況に遭遇したとき、DNAに保存された遺伝情報だけてはこれを乗り越えることを知っている。

例えば水は「H2O」は生命の必須な元素であった。
水なくしては生命は存在しない。

ある地域で気候の変動が起こり、降雨が無くなった場合、その地域はやがて反応砂漠化が進行し、水が欠乏し高温と発熱により大半の植物は枯死するだろう。

しかし一部の植物、動物、細菌、バクテリアは死の恐怖に意識が覚醒し、ある種の植物細胞の核で、または核外で、ある種の変化が起きる。

宇宙エネルギーにより物質経由で進化してきた生物は能動的リボザイムを動かし、欠乏する水と灼熱に耐える元素を取得する知的手段が講じられる。

水を調達する方法はいくらでもあるが、それは種々の植物においてまったく多様である。

茎や葉の構造を一部変えてサボテンのように葉肉の中に空洞物を作り空気中と土から集めた水を水菅に通して空洞部の貯水池に水を蓄えるのだ。

あるいは水の蒸発を極度に抑制するような構造とか、形態、保湿成分の合成などで灼熱と水の欠乏を補うのである。

これをやるには構造学的な知識と水の性質、化学的な物質の合成など生物学的な知性がなくては不可能である。

これは次の準備のために遺伝子としてDNAに新しい遺伝子として追加されるのだ。

文:中村臣市郎

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