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生命力の探求 第二章12「生物学的元素転換」

green plant during daytime

スギナは古代子孫であるトクサ科の仲間であった。。

この時代の陸上はミネラルが豊富に含まれる海洋とは違って岩や鉱物、火山岩、泥砂がおおった荒涼とした不毛の大地であった。
こうした痩せた砂や岩の上から植物は根を張って生命活動に必要な栄養をとらねばならなかった。

生命の構成元素や代謝に必須な栄養、成長と種の繁殖に必要な数十種類の元素をわずか1平方メートル、深さ3メートルの土中から調達することなどは不可能であった。

植物生命に必要な窒素、酸素、炭素、リン、マグネシウム、塩素、カリウム、ナトリウム、どれをとっても植物に不可欠な元素であった。
そこで植物の意識は試行錯誤を重ね欠乏した元素をとるために細胞内の合成方法を考えたのだ。

生存の栄養の欠乏に直面した意識は鮮明に覚醒し欠乏する元素を合成するために能動的リボザイムを働かせて元素を多様に捕集させた。
意識は元素合成に必要な特定の触媒となる酵素を配置し現状の元素を使って常温度核融合反応を起こさせて目的とする元素調達するバックアップ機能を獲得したのである。

それは物理学の法則である原子と原子の振動共鳴、共振作用と電磁力学的な作用によってカルシウムやマグネシウムを元素転換で獲得することに成功したのであった。

例えばスギナの場合、珪酸塩の土質で自制するが、ここには極めてカルシウムという元素が少ない。
カルシウムは原子番号20 20個体の陽子と20の中性子、そして20個の電子をもつ。
そこでカリウム原子があったとしよう。
カリウム原子は陽子19個、中性子19、電子19の元素で生成されている。
そこでカリウム19個に水素原子、陽子数1個を常温核融合反応を起こさせて融合させると20個のカルシウムが得られる。
こうしてスギナには100グラム中カルシウムが1970ミリグラムという途方もない量が濃縮されたのだ。

スギナには比較的カルシウムが含まれている牛乳の30倍の有機カルシウムが含まれる。

マメ科のシロツメクサはマグネシウムが欠乏した土壌でも平然と成育する。
これもスギナと同じく生物学的元素転換という方式でマグネシウムを産みたすのだ。
通常炭素原子には陽子6個、中性子6個、電子6個で生成されている。
そこで炭素原子2個を核融合反応によって融合させれば原子番号12のマグネシウムとなる。
マグネシウムは特に植物生命に必須で、植物細胞の葉緑素を構成する中枢元素である。
したがってマグネシウムがないと光合成が不可能である。

このように生命はある種の元素が不足したり、欠乏したりすると、酵素を触媒にして物理学的電磁的法則により目的とする元素を合成するという途方もない機能があるのである。

人為的に栽培される農作物は最初から苦労もせず化学物質は肥料などの栄養を投与されており、生物学的元素転換の機能が退化し、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル酵素、特殊物質、ホルモン、などの合成能力が格段と低い。

文:中村臣市郎

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