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悪魔の飽食/合成界面活性剤

人類は文明というこの巣窟で最早後戻りができないほどの数えきれないほどの毒物を製造した。
開発者はその毒で起こる恐れるべき影響を問われることはない。
何しろ300万種の化学毒液が蔓延する生存環境で外見上はうまく適応している人類も生体内の細胞その分子レベル、または原子レベルでそれが切断、または変形し、変質し恐ろしい影響を受けているのだ。
それほど人体の細胞は繊細であり虚弱であった。
生物学的に異常な免疫力低下により起こる断続的な感染症、各種のガン、変死や突然死、原因不明の神経障害や・生物学的や・生物学的や流産、生殖障害、認知症、アルツハイマー病、難病、そして慢性代謝病など人類に蔓延する病気は17万8000種に及ぶのだ。

国際保健機関での報告では,ある有毒な作用を及ぼす物質に対して、慢性的な毒性の影響を確認するために動物実験を無策量を人に適用した場合、その結果の100倍、つまり100分の1を安全量の指標として定めている。
これは基本的にどんな性質と強度をもつ毒物でも適用できる。
安全性という完全な無害な基準に従えばたとえ1万分1でも良い。
ある有害物質をマウスに2年間投与してもその100分の1を人間の安全量とみなさなくてはならない。
例えば近代医学の外科手術で使われるモルヒネの人間の致死量は8ミリグラム、体重50キログラムでありタバコの主用成分であるアルカロイドのニコチンの人の致死量は8ミリグラムであり体重50キログラムである。
安全性は厳しければ厳しほどいいのだ。

毒物の安全性

国の所属機関である科学技術庁の所属機関で、厚生省が安全量の指標として数値は300ミリグラムであった。
この300ミリグラムを人に適用した場合、洗剤の中に27%の界面活性剤が含まれていたと仮定すると体重50キログラムの場合、約55g飲んでも安全だということになる。
これほどの合成洗剤を飲んてしまうと安全どころか、即時的に中毒死するほどの危険量である。
東京都の衛生研究所の報告ではネズミに、400ミリグラムを投与したところ、半数のネズミが死亡するほどの毒だったというのだ。
これほどの急性毒を持つものに対して、人間の場合それよりも100ミリグラム少ない合成洗剤の量を安全指数としていることに対して恐怖を感じるであろう。

界面活性剤の毒性は皮膚に明確に表れることだ。
動物実験、ネズミでは一回の背中の塗布だけで背中に出血が確認され、ひどい場合は背中から体内に浸透したことにより、腹部の出血で死亡することもある。
ある報告によると外国の洗剤ほど毒性が強いという。
実験では10日から15日で皮膚組織がゴッソリ脱落するがこれは皮膚と筋肉を結合させる細胞組織が破壊されるためだ。
これが頭皮であれば、毛根の細胞が破戒され、二度と毛根の細胞が再生されることはない。
皮膚には皮油膜という防御壁があり、この膜に皮油線がある。
この膜から油を分泌させ、外界から侵入する病原菌、バクテリア、カビ菌などあるいは刺激物に対して身を安全に守っているのだ。

しかし合成洗剤のような化学物質はこの皮膚バリアを簡単に破壊させ毒液が体内にかなりの速度で浸透していくのだ。
洗剤を使ったあとに手のひら、指がひび割れるのは界面活性剤が最初に招く毒性のためである。

脱毛や皮膚の出血、肌荒れの原因は界面活性剤の細胞毒の破壊現象だといえる。
界面活性剤は血管からリンパ管に侵入しさらに血管に入り血液の循環に沿って全身の臓器、器官、骨、神経組織、筋肉質組織、脳などに運搬されてその細胞を攻撃し壊死させるのだ。
ネズミの動物実験で表す病理学的な破壊と死亡原因は内臓の破壊によるものである。
特に解毒分解排泄機能である肝臓と腎臓がかなり低度で破壊される。
さらにその破壊力は細胞内小器官であるタンパク質合成装置の小飽体やエネルギー中枢であるミトコンドリア本体まで及んでそれを変形させたり変質させ機能障害を起こさせるのだ。

もう一つの重大な界面活性剤の毒性はカルシウムイオンの致命的な低下である。
このような生理学的な異常が持続すると細胞膜が破壊されて細胞内原形質が細胞外に漏れ出すという細胞壊死的な現象が起こるのだ。

ごっそり界面活性剤により大規模に組織が大量に破壊されてその部位が脱落するという現象も起こる。
歯磨き粉に含まれる5%の界面活性剤により舌の味覚受容体である舌乳頭の全体が破戒されて脱楽するという現象も起こる。

毒を解毒する肝臓

肝臓は成人の場合重さ1300〜1500gの臓器である。
解毒、合成、貯蔵、分解など500種の働きをやる壮大な化学工場である。
だが肝臓の働きは外から摂取または侵入してくる様々な物質を分解しアミノ酸や脂肪の合成、その他の生命に必須な栄養素を合成することであった。
肝臓がこれまで解毒分解してきた天然物であれば三種の分解酵素、例えば薬物代謝酵素、肝臓カタラーゼ、グルクロン酸などにより有毒物質は分解され安全な物質に変換される。

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