冷えは万病のもとである
冷えは万病のもとである。
冷えによる低体温は免疫力低下をもたらし、感染症やガンに侵されやすい。
がん患者の多くが35度以下の低体温である。
冷えによりもたらされる様々な症状
・神経過敏により寒さ冷たさに異常に過敏になる。
冷えは交感神経をは興奮させ血管を収縮させて顆粒球を増殖させ、これらが自己の細胞組織を攻撃しアレルギー疾患を起こす。
・自律神経失調症
血管運動神経の障害により、毛細血管が緊張収縮し血行が悪くなる。
・貧血、低血圧のために体が冷たく感じる
・内分泌にも影響しホルモン分泌ガス低下する・
・婦人病を起こしやすい
・精神の緊張
冷え性が誘発する病気、頭痛、肩こり、下腹部痛、血行障害、腰痛、不眠症、夜尿、女性の不感症、不眠症、下腹部が冷えると腸の運動機能が低下し下痢、便秘が起こる。
子宮、早産、流産などの原因になる。
冷え性によい薬草
ヨモギ
春先の4月から6月末のヨモギを採取し陰干しまたは日干し乾燥させる。
これを軽くフライパンで炒って急須に熱湯を入れて5分蒸らして茶として飲む。
または効果的な方法はショウガを小さじ1杯すりおろしてヨモギ茶と混ぜて飲むとよい。
マタタビ
蔓を冬から秋にかけてとり刻んで日干しして乾燥させる。
これを20グラムコップ5杯の水で60分煎じて食間に3回服用する。
紅花
5グラムを急須に入れて熱湯で5分蒸らして飲む。
冷え性によい薬湯
ショウブ湯
独特の芳香アサロンが血管を拡張させ血行を改善し体を温める。
大根葉湯
大根葉を日干しして乾燥させ、3〜5株分風呂につける。
ヨモギ
乾燥したヨモギ茎葉3本ほどを浴槽に30分ほど付けて入浴する。
ユズ
実または皮を3〜6分浴槽につけて入浴すれば精油の刺激で毛細血管が拡張し体が温まる。
その他にソクズの葉、スイカズラ、ニワトコ、ビワの葉などもよい。
歴史的・民間略法/ビワ葉温熱療法
ビワの木の起源は3000年前の仏教の開祖仏陀がインド菩提樹の下で断食と瞑想にの最中に仏陀脳裏に浮上た薬草だった。
この世で一番薬効があるのはビワの葉であると説いたのだ。
これが縁で大薬王樹とも呼ばれた。
おそらくビワの温熱療法はこの後インドで開発されたものと推定できる。
こうしてビワ葉療法は中国、朝鮮経由で平安時代に日本にもたらされた自然医学であった。
その時代の皇后、公明皇后が医療施設、施楽院で初めてビワによる温熱療法が始まったといわれる。
つまりビワの温熱療法は2000年の歴史をはもつことになる。
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