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人類滅亡の警告書 /食と化学物質

日本古代の伝統的な食形式「医食同源」

今ほどこの回帰が必要な時代はない。
この書は食がいかに肉体と精神に重大な影響を及ぼすのかその模索の書である。

健全な肉体と精神は自然の土と水、空気から生じる。
これは自然の摂理であり普遍的な原理でもある。
その上で生物生態系が築かれたのだ。
生命の起源は海洋水であるが様々な有機物が溶融していたとはいえ、それには人類が製造した有毒な有機化合物はほとんど存在しなかった。
存在すれば生命は生まれてこなかっただろう。
汚染された水からは健全な有機体は発生しないのだ。
それがあれば正常な代謝はなく異常な変質的な現象が起きたろう。
できたとしても途中で完熟せず異常な状態で死滅していだろう。
現代世界で多発しているガンや慢性代謝病、アレルギー疾患、免疫力の低下あらゆる感染症の原因は生物学的に説明できるものではなく、正常な自然の生物では起こり得ない現象である。

その原因が農薬と化学物質であることは一目了然である。

便利が良いという利便性で電子レンジや加工食品が製造されそれが日本の都市文明を凌駕している。
加工食品に投薬される保存料、品質向上剤、合成着色剤、酸化防止剤、保湿剤、発色剤それらの化学薬品があらゆる食物に含まれているのだ。
特に最近爆発的に増えているアレルギー疾患、花粉症,アトピー性質皮膚炎はこれらの化学物質に対する生体の拒絶反応と断言してもおかしくない。
ガンは生命そのものであるが、特にそれは自然の生体のいくつの制御システムにより自然の状態では抑制されているのだが例えば免疫システムや膵臓のタンパク質分解酵素によるガン細胞の細胞膜の破壊、遺伝子レベルの制御などで発症が抑制されているがこれらのガンに対する制御機構がおびただし化学物質により働かなくなってきたのだ・こうした化学物質の中には発ガン毒がかなりありこれらによりガンに対する制御機構が崩壊したと考えられる。
人類のガンの爆発的な増加はこのような発ガン性の加工食品、または農薬、医薬、環境汚染と無縁ではない。
自然の野生動物にはガンがほとんど見られないからである。
自然の草食動物のシカなどはガンの発症率は1%ほどである。
ガンになったとしても極めて稀な例である。
だがガンが存在しないこれらの野生動物も人類が生息する文明に接近して文明の廃棄物、生ゴミをあさりだすとガンが爆発的に生まれてくる。
奇形や先天性の障害を持って生まれてくる動物も少なくない。
オーストラリアに生息するコアラは野生ではほとんどガンがなかったがコアラの主食であるユーカリが牧場の開発により伐採され主食が撃滅し餓死するものも現れた。
その中の群れの一群が都市に接近し文明が出す食品の食べ残しをあさり出したのだ。
ハム、ソーセジ、農薬の汚染の野菜などがそれだ。
これらの食品には保存料、着色剤、発色剤人工調味料、甘味料、香料などが含まれておりそれらには発ガン性のあるものも少なくない。
こうした点を考えればガンは文明病だと言えなくもない。
ガンの増加は人が自然の中で自然のものを食べず、それを加工し多様な化学物質を添加したために起こるのだ。

ガンとは無縁の民族

世界にはほとんどガンとは無縁な民族がいるのだがそれはインド、パキスタン、チベット、中国に囲まれたヒマラヤ山脈の一角に生息するフンザ民族である。
古代から彼らの噂は知れ渡り恐ろしいほど長生きする長寿民族が存在するといわれてきた。
だがそこはヒマラヤの海抜5000メェトルの高山であり空気も薄く平地の半分も酸素が低いところであった。
慣れない人間が行けば高山病で窒息するところもある。
真冬はマイナス40度まで下がる過酷な激寒の地帯である。
数百メェトルの切り立つ険しい断崖や氷河に包まれた世界である。
こうした険しい越境が文明の侵入を防いできたと思われる。
仕事で何度かフンザに足を運んだがまず驚いたのは彼らの食生活であった。
これは信じられない話だが彼等の主食は杏の種子だったのだ。
何が原因でこれを主食にしたか分からないが世界の民族、種族で杏を主食にしている民族は他に例がない。
それにしても驚くのはフンザ人の信じられないような若さと健康と長寿であった。
私が訪ねた村の村長は140歳であった。
頭髪はほとんど白髪であったが身長も高く骨格が牛のように太く顔の色艶がよく体力があり活動的であった。
村長ばかりでなく私が滞在した村の人口は3000人であったが、その中で百歳以上の老人が500名ほどもいたのだ。
しかも驚くのはどの長老も筋骨隆々で体力があり若者と混じって農作業や森の食物の採集に汗を流していた。
誰も百歳を超えても床にふせる老人は皆無だった。
むろん病人さえいない。
信じられない話だがフンザ人の日常の食生活は菜食、穀物、野生の野草、果実蛾中心で肉食ではなかった。
主食の杏の他にキビ、アワ、ヒエなどの無農薬の古代穀物が主流だったのだ。
杏は栽培していたが、肥料もなく雑草は刈らず藪の中に杏の木が茂っていた。
完全無農薬、無肥料の農地で、ホウレンソウ、トマト、原種のウリ科の野菜やゴボウなどの根菜類、そら豆、エンドウ、インゲンなどの豆類蛾比較的多く植栽されていた。

つまり献立は無農薬の杏の種を主食にしばしば無農薬のキビ、アワ、ヒエなどの穀物と副食にそれらの自然農法の野菜、野生のイチゴ、薬草の根茎、樹皮、木の実、野草の地上部などが加わる。
ここではほとんど文明食は皆無であった。
例えば即席ラーメンや冷凍食品、防腐剤たっぷりの海産物練り製品、缶詰,ジャム、マヨネーズ、ケチャップ、コンソメスープ、農薬ベッタリの遺伝子組換え大豆を原料にした豆腐、チョコレート、アイス、菓子類、米ぬかを硫酸で溶かした酒、ガソリンで合成した化学調味料、保存料を大量に投入した冷凍食品、大型店、コンビニ、道の駅で市販されている数万種の食品がほとんどないのだ。
自然の食物がない、そんな不幸な国に日本人は住んでいるのだ。
これに比較してフンザ王国には化学添加物はほとんどなくすべてが自然のものがある。
彼等の若さと健康と長寿は自然食にあると考えられる。

米国の生化学者クレーブス博士がこれに着眼し調査団を編成し、厳密な健康診断を目的にフンザに足をのばした。
これには米国の栄養学者、生物学者、医学者が多数参加し現地に足を運んだのだが彼等はフンザ人の百歳以上の長寿を見てあ然とした。
生物学、栄養学近代医学の常識を超えたフンザ人の驚異的な長寿と体力、その若々しさに驚くばここではかりであった。
ここではすべてが健康で病院も病人も医薬品もほとんど皆無であった。
ここでは老人会もあるがただし条件がある。
100歳以上にならないと入れないというしきたりであった。
翌日さらに信じらないような結果が待っていた。
目的はフンザ人の健康診断であったがかなり厳密な検査であった。
その結果は2日後に判明したがそれは信じられないものだった。
先進国を中心に多発発生し蔓延するガンが2万人を検査したところほとんど発見されなかったのだ。
医学者達は診断が誤診ではないかと疑い何度も最初から検査したが結果は同じであった。
こうして世界で初めてガンのない国が発見されたのである。
こんなことはあり得ないと誰もが思ったが医学的な検査の結果に基づくもので納得せざる得ない。
米国の化学者クレブス博士はいち早くそれを捉え、彼等にガンが存在しないのは彼等が食べている食事にあると確信した。

彼らは何を食べているのか?

思いつくのは彼等の主食である杏仁であった。
杏仁にガンの発生を抑える何かがあるのでないかと考えたのだ。
後に博士は杏仁を厳密に科学的に分析したころ高濃度のアミグダリン、ビタミン17が発見された。
自然界ではバラ科の植物を中心に1300種ほど含有されていることがわかっている。
バラ科とはバラの実、杏の種子、桃の種子、青梅の果肉と種子、リンゴの種、サクランボ飲む種、ビワの種子と古い葉、などに含まれている。

実はビタミンB17は単独の物質ではなくシアン化合物とベンズアルデヒド、2単位の糖が結合した化合物であった。
毒学を研究するとわかるがシアン化合物もベンズアルデヒドも猛毒であり、日本の劇薬取締法により二物は劇薬、毒物に指定されている、悪用すれば非常に危険な毒薬である。
それを知ればこのような毒物は食べないのだが、フンザ人ばこれを主食にしてバリバリ食べているのだ。
これは驚くべきことであった。
過去の文献で調べてみても杏仁の毒性で中毒し死亡した例はフンザでも記録されていない。
特に毒性学ではシアン化合物とベンズアルデヒドの二物を同時に食べると単独の場合の100倍の毒性が表れることは相乗毒として知られてきた。
そうであれば中毒の死亡例が多数あるはずであったがそのような事例は過去にも現在でも皆無であった。
学者達は首をかしげた。

シアン化合物は青酸カリの前駆体であり、青酸カリの致死量は0.2グラムから0.5グラムという猛毒である。
これをフンザ人達なは平然とかなり多量に主食として食べてきたのだ。
そして前代未聞の健康と若々しい長寿、ガンのない民族であった。

何故こんなは劇薬を毎日食べて病気になったりしないのかが不思議であった。

おそらく彼等にはアミグダリン、ビタミンビ17の毒性を緩和または激密させる耐性機能があるのでないかと思わざる得ないのだ。
毒学の研究では有毒物質が生体に入った段階である物質に代謝されて毒を無毒化している可能性がある。
実際にアミグダリンの含有量の多いバラ科の杏は杏仁と呼ばれる咳止めの漢方薬であった。
これは2千年前から中国で薬物として服用されていたもので、現在までのところ服用者の中毒、死亡事故の記録はない。
ビワもまだ民間で咳止めガンの予防・治療に数千年前から使用されており、それに対しての中毒現象、死亡の記録はない。
実はこれを裏付ける独学の代謝の理論があった。
シアン化合物は体内で代謝されて無毒のチオシアネートに変わるのだ。
この物質はシアノコバルミン、ビタミンB12の重要な代謝プロールとなり無毒であった。
ビタミンB12必須ビタミンであるが毎日取る必要はないがこれが半年欠乏すると脊髄神経組織障害が起こり半身不随になる。
後でいくらビタミンB12を補っても回復しない。
一方の毒薬、ベンズアルデヒドは生体内でどうなるのか?
これは硫黄化合物の存在下でロリダナーゼ、保護酵素に分解されて無毒の安息香酸となる。
安息香酸は薬理作用があり鎮痛、殺菌作用などがあり無毒の物質だ。
これらの代謝過程の生化学的分解酵素反応が二物の毒性を無毒化していると考えられる
おそらくフンザ人が浴びるほどアミグダリンの高度濃縮した景物を食べて平気なのはこのような毒性を分解する代謝があるからである。

自然は重要なことを我々に教えている

ガンがない民族も文明の残飯をあさり始めるとガンになる。
ガンが無かったエスキモー人も文明国に移住するとガンにかかる。
エスキモー人は魚介類とアザラシが主食であった。
しかしそのエスキモー人も文明国に吸収され加工食を食べ始めると俄然、文明病と同じような慢性、代謝病やアレルギー疾患、ガンに侵され始める。
これらの魚介類と肉類は加工肉であり抗生物質と成長ホルモン剤、合成抗菌剤、飼料を汚染した農薬、化学肥料などで汚染されている。
肉もそうであれば野菜はそれ以上の有毒な農薬が大量に多種類かけられている。
農薬には神経毒、遺伝毒性、発ガン性があるものが多いのだ。
栄養価もほとんど失われ生命のないものとなっている。
生命は37億年の地球環境で地球に存在する元素と食物、あらゆるものと接触し有用なものは生命を構成する物質として吸収同化させ、有害で不要なものは廃棄物として避けてきた。
先にも述べたように現代生物学では野性の動物はガンが存在しない。
存在しても全体の1%でガンになっても稀な例である。
草食動物には血管の老化、汚濁、動脈硬化がないといわれる。

ここで自然は重要なことを我々に教えている。

つまり野生動物はそれが草食、また肉食てあっても、天然の中で育った食物を捕食しているということである。
汚染のない水や土、草、空気の中で過酷な生物淘汰、害虫や病原性微生物、有毒バクテリアの感染や捕食と戦い環境に適応しそれを乗り越えた生命体であった。
このような天然の過酷な環境で育つ植物は限定された土壌から自己の生命の構成要素と成長、細胞の真正、修復に必要なあらゆる成分を土壌から吸収しなくてはならない。
そのためには根茎を発達させできるだけ深く根を地下に降ろさねばならない。
太陽エネルギーを効率よく吸収させるために強力な葉緑体を合成し二酸化炭素と水で有機物を合成しなくてはならない。
動物や草食動物の捕食活動に対してそれを防御する有害な化学物質の合成が必要である。
これらの化学物質には精油やタンニン、サポニン、シュウ酸、配糖体、塩基性のアルカロイド、などを細胞内で合成し天敵に立ち向かう必要がある。
または現代薬学でポリフェノールと呼ばれる物質、酸味、渋味、苦味、辛味などの物質を合成し動物の捕食活動を忌避させる物質さえ合成したのだ。
意識水準の低い植物はこれらの化学物質をは合成できないものもある。
茎葉に鋭い刺毛をもつサボテンのような植物である。
あるいは変わったものとしてはイラクサは葉の棘の細胞内に神経伝達物質であるセロトニンを含ませ接触した動物、昆虫に対して恐ろしほどの痛みを起こさせ二度とイラクサに接近させないようにさせる神経伝達物質を合成した。
イラクサは動物や昆虫が中枢神経で生存活動を行っていることをを電磁波、または重力波を投射させることを知りセロトニンがその伝達物質であることを知りその分子構造を解析し元素を集めて合成したのである。
恐るべき知性だ。
これによりイラクサは天敵から捕食活動を免れることができた。
現状に存在する1000万種の植物には多様であるがこうした自己防御の機能を進化の過程で獲得し身につけてきた。
ポリフェノールはトリカブトのような即効的な猛毒で動物を致死させる毒ではないが動物や昆虫の味覚器官を強烈に刺激させこれが食物でないことを悟らせる有効な液体免疫であった。
例えばセンブリやヒキオコシの猛烈な苦味は感覚器官を麻痺させるほど強烈な刺激でこれを一度味わうと昆虫や動物はこれを学習しヒキオコシやセンブリを避けるようになる。
例えばサトイモ科の属の植物に見られる刺激剤、シュウ酸カルシウムは細く小さな針状の結晶体であるがこれが昆虫や動物の味覚器官である口や舌に接触するとこれが粘膜細胞に刺さり強烈な痒み痛みを起す。
外的生物はこの刺激で2度とサトイモ科の植物を食べないようになる。
文明食はほとんど農薬と化学肥料、最近では遺伝子組み換え、ゲノム編集という人工的な手法で改良され植物が本来の保有してきた生命力や栄養素が破壊されている。

その結果、ガンやアレルギー、皮膚病、神経病、難病などが多発発生しテイルがこれらも文明食という加工食品の多様な有害な化学物質により起こるのだ。

農薬をかけないとアブラナ科のキャベツは芯まで害虫に捕食されて成長できず花を咲かせ種子をならして繁殖することが不可能である。
このようなものは生命とはいえない。
ほとんど自力で生きられないものは生命とはいえない。
このような生命力のないものを現代文明人が食べている限り生命そのものが衰退していくのである。

ガンや慢性病、アレルギー、難病の原因が本来の自然のエネルギーが欠乏した加工食品であることはすでに述べたとおりである。
またこのような加工食品に薬品や農薬、増量剤,合成着色剤、化学調味料の添加は文明病の増加をさらに促進させることになる。
芯まで捕食されて食われていくキャベツに有毒な殺虫剤をかければ栄養価も生命力のない野菜にさらに農薬という毒が加わることになる。
生命力がまったく衰退する野菜に発ガン毒や遺伝毒性がさらに追加され生体自然治癒力の中枢である免疫系、細胞代謝系の機能が低下しその結果、ガンや各種の内蔵障害、皮膚病や感染症が多発発生することになる。
このような状態で生まれてきた新生児は親の体質を受け継ぐことになるのだ。
天然の植物で雄一こうした化学毒に汚染されず自然の生命力を保有しているのが薬草である。
動物本流れから植物と菌類が別れ10億年前であるがそれらは二種は独自の進化を展開することになる。

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