強壮・強精・不妊症の「イカリソウ」
メギ科の多年生である。
薬用部 茎葉、プランター根茎
強壮剤としてあまりにも有名なイカリソウは日本全土、中国、挑戦半島に分布
小高い丘や湿った渓谷の岩の上にしばしば群生がある。
花の形がヒジョウニ奇妙で船のイカリににていることからこの名がついた。
本来淫羊蕾はホザキノイカリソウで日本には自生していない。
日本に自生があるのは北海道西南部から近畿地方にかけて自生する花が黄色のキバナイカリソウ。
中国から四国地方、九州では梅の花に似た小さなバイカイカリソウがなどが知られる。
伝説
西側の北部に淫羊という動物があって1日100回交尾する。
それはこの蕾を食うからだということだ。
故に淫羊蕾と呼んだ。
これは李時珍の本像項目に記載されている。
ある人が羊が100回交尾する姿を見て淫羊が好む草を食べたみたところ急に精気がみなぎり、杖を投げ捨てて町に行く若い娘に飛びかがったところから別名 放杖草ともいう。
こうした強精効果については医学的に確定していないが宮下直芝博士の研究がある。
イカリソウの有効成分を抽出した濃縮エキスを使用した動物実験を行ったところ、精液分泌の増加、ベニス血液量の増加、新陳代謝促進、大脳の興奮性向上、敏感性、性慾、性感の増大などが確認されたという。
副作用は低い
葉にイカリイン、根茎にデスメチン
薬効
強壮、強精、女性の不妊症
強精にイカリソウの茎葉を酒につけたもの、すなわち仙霊脾酒が有名である。
作り方
五月から夏にかけて株元から刈り取り刻んで陰干しして乾燥させ10から20グラムを35度のホワイトリカーにつけて冷暗所で3ヶ月保存、1日盃一杯体二杯を飲む。
茎葉6から12グラムをコップ三杯の水で半量になるまで煎じて飲むと精機不能、退精、早漏、女性の不妊症によいとされる。
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