人生の選択は後戻りできるのか?
すでに後戻りできないかもしれないが、今からでもまだ間に合う。
農業は人類の生存の支持基盤である。
だが残念なから近代農業の原理は品種改良、遺伝子組換え、ゲノム編集、自然の摂理に反する改良という原点から始まったのだ。
人類がどうして麦や米などの穀類を選択したのか?
それは栽培しやすく収量を増加し利益を増加することができるからだ。
日本人の主食である米は元々水性植物ではなく陸上に生えていた。
これがありのままの自然であった。
陸稲は生物学的な自然進化の過程で生まれてきたものであり、その栄養価は水稲の比ではない。
そしてその濃厚な自然の風味は陸稲がまさるのだ。
稲は多年草であり株立となり秋に見事な種子をつける。
陸で育つ米こそが本来の自然のあり方であり自然農法の原点が陸稲にある。
人類の歴史で農を破壊した文明はことごとく滅亡の運命を辿った。
農は人が生きるための生存の不可欠な基盤であった。
こんなことは虫でもわかることだ。
だが日本は生きるために必須な農業をことごく殲滅し農薬と化学肥料で食と環境を完全に破壊した。
つまりそれは飢餓と滅亡の道を邁進しているということである。
自然の環境で自然に生育した食物はほとんどなく農薬と品種改良、遺伝子組換え、ゲノム編集で人工的に作られた加工食品、それが日本の食である。
ここからはいかなる健康も長寿も健全な精神育成も不可能である。
日本のガンの発生率と死亡率は世界一であり、合成化学物質が素材である加工食品の依存率、摂取率も世界一である。
この状態が移行すればさらに病気は増加しほとんどの日本人がガンで死ぬことになろう。
日本の食料需給率は37%と確定しているが、実際は1割にも満たない悲惨なものである。
この状態はまさに異常であり確実に滅びの道を日本人は選択することになる。
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