イヌヨモギ
薬用部位
全草
薬効
リウマチ、血の道
キク科の多年生である。
ヨモギのようにどこでも群生することないが時々散在的に目撃摩することがある。
成分と効用
中国の薬性論に、気を増す効能があり、主に男子の勃起不能を治し、心腹を治し、よく悪血を消すとある。
また「日華子本草」では、腰と足が痛くなるもの、膀胱の疼痛を治し目を明らかにすると述べられている。
このようにヨモギ属には鎮痛作用がや血液の流れを正常化してホルモンのバランスを調整する働きがあるようである。
採集と使用法
腕の骨折を治すにはイヌヨモギの草の汁を飲むか、散材料にして1日三回10グラム前後を水で飲む。
リウマチの関節痛にはイヌヨモギ15グラムまたは30グラムの茎葉の乾燥品をコップ五杯の水で半量に煎じて食間に3回服用する。
冬に集めた種子も全草と同じ効能がある。
月経不順、腰、足、傷の痛み、婦人血の道、リウマチなどにイヌヨモギの乾燥した実
4〜6グラムをコップ3杯の水で60分煎じてカスを去り1日3回食間に服用すればよい。
この記事へのコメントはありません。